こんにちは。Syno Japan株式会社です。

今年も早いものでもう年末ですね。今年はSyno Vietnamの発足でメンバーが増え、Synoは活気に溢れています。

Syno Vietnam発足にあたり弊社では現地ベトナムで数名のメンバーをリクルートしたわけですが、

ベトナムでヘッドハンティングをするのに最適な時期はいつなのでしょうか?

実はベトナムのヘッドハンティング会社にとって、この年末の数ヶ月は大変な繁忙期となります。

転職をしない人が多い日本の安定した求人市場とは異なり、ベトナムの労働市場は季節変動が大きい特性を持っています。

この新たなシリーズで、ベトナムの労働市場について詳しく解説したいと思います。

ますはベトナムの労働市場が日本とは大きく異なる理由に注目してみました。

ベトナムの労働市場の変動が激しい理由

■ベトナムの経済発展と企業規模

まず、なぜベトナムの労働市場は変動が激しいのでしょうか?

ベトナムが約9,700万人の人口を抱える発展途上国であり、その内の69.3%が生産年齢人口(15~65才)です。

この数十年における急速な経済発展は新たなビジネスモデルのブームを引き起こしており、そのほとんどが中小企業(SME)が主体となっています。

ベトナム統計局の公表するデータによると、中小企業は全企業の97%を占めており、それらの企業の資本や寿命は国際的な平均値を下回っています。

■グローバル化とミレニアル世代

ベトナムのグローバル化は徐々にそのペースを速めています。(フィナンシャル・タイムズ紙の2016年版FDI魅力度ランキングでベトナムは第1位)

グローバル化は賃金を得られる仕事だけではなくワークライフバランスも求めるようになったミレニアル世代に対し、大きなチャンスを生み出しています。

さらに、技術の発展とグローバル化は、労働者の時間拘束がより少なくて済む新たな働き方を生み出しています。

今ではインターネットにつながってさえいればどこでも仕事ができ、通常の9~17時に縛られない柔軟な働き方の選択肢を持てるようになりました。

その結果としてミレニアル世代は、遠い将来ではなく今すぐ本当に自分に適した仕事のチャンスを得ようと、より活発に求職活動をするようになったのだと考えられます。

2018年におけるベトナムへの海外直接投資 (単位: 10億ドル)

 

なぜベトナムでは年末は人材採用が難しいのか

■ベトナム企業は旧暦を使用している

次に、なぜ年末は人材採用がとても難しいのでしょうか?

その理由はベトナムの暦に関係しています。

ベトナムは太陰暦に使用しており、通常使われている西暦ではなく旧暦の正月の後の2月が「非公式ながら主流の」労働市場の年末となっています。

これは、年末のボーナスがたいてい1月または2月に支払われることを意味しています。

そのためこの時期の前2ヶ月間は、労働者にとってどんなに状況が厳しかったとしても、仕事を辞めるには最も難しい時期になっているのです。

当然のことながら、丸1年分のボーナスを受け取るまでは現職にとどまる傾向があるため、この時期のリクルートは避けたほうがいいでしょう。

■ベトナムの年末ボーナス支給額

ベトナムの労働傷病兵社会省(MOLISA)が2018年に実施した調査によると、

ベトナムの年末ボーナスは20,000ベトナムドン(96.48円)~15億ベトナムドン(720万円)の幅があるものの、平均値は500万ベトナムドン(24,150円)と、平均給料のほぼ1ヶ月分というデータが出ています。

この数字はかなり重要で、ボーナスが出るのが買い物需要の高い旧暦正月の時期ということもあり、結果としてベトナムでは物価の上昇が起こります。

ベトナムで雇用が増えている職種

■農林水産分野が一番の減少

最後に、ベトナムで雇用が増えている職種はどんなものなのでしょうか。

2018年第2四半期にMOLISAから出された最新のプレスリリースによれば、

農林水産分野における雇用者の数は減少が続き179,000人減、次いで製造業分野が123,000人減、事務・支援サービスが42,000人減、金融・銀行・保険が40,000人減となっています。

雇用が増えている職業分野は小売・直販、自動化、土木、教育・訓練、飲食・宿泊サービスなどです。下記がそのデータです。

(出処:ベトナム統計総局(20172018)、労働者と仕事に関する四半期調査)

ベトナムでのリクルートの注意点

今回の調査をまとめると

まとめ1
ベトナムのミレニアル世代はグローバル化による働き方の変化により、転職活動に活発である!

まとめ2
ベトナムは旧暦を使用しているのでボーナスの支給される1月・2月の前はリクルートするべきではない!

まとめ3
ベトナムでの人気職種に注意!

ということが言えます。ベトナムでのリクルートの参考にしてみてはいかがでしょうか?

このブログではベトナムの労働市場についてさらに詳しく説明していきます。シリーズ第2回をお楽しみに!

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